クロスジャム LAB

170cmの私がダンクを実現させるための軌跡を記していきます。

筋トレ理論①(速筋遅筋、モーターユニット)

トレーニングにはあらゆる概念がありますが、意外と知らなくても鍛えることは可能です。
それで効率が悪くなるわけでもないパターンがほとんどです。

しかしやっぱり理解することでトレーニングがはかどります。
いくつか紹介させていただきます。


速筋遅筋
筋肉には「速筋」と「遅筋」というものがあります。
いつかの記事に書いていた「バルクと神経」の前段階の話になってきます。
それでいう「バルク」を鍛えるうえでの概念的なところです。


速筋は瞬発力を発揮する筋群で、トレーニングをして大きくなっていくのは速筋です。
なので筋肉を鍛えるということは、速筋を優位に鍛えているということになります。

 

トレーニングにおいて軽い重量=20reps以上行なえている時点でそれは遅筋が優位なトレーニングとなります。


トレーニングの基本として10回×3セットがポピュラーなのはそう言った理由からだと思います。
つまり「そのセットで10回やる」と決めるのではなく「10回ギリギリ行なえる重さで」トレーニングすることが本質的には大切なのです。


ボディービルダーの体は速筋メインで造られているということになります。

バスケやサッカーなど、球技のプレイヤーの筋肉の割合としては何もしていない人より速筋の割合の方が多いでしょう。

 


そして遅筋でできている身体は、マラソン選手をイメージしていただけると分かりやすいかと思います。

かなり細身の体ではありますが、えげつないスピードの走りを相当時間持続して走ることが可能です。

トレーニングにおいては、高回数で行なうことで鍛えることができます。

速筋よりも持久力が備わっています。

 


このブログの「ダンク」というところで考えると速筋メインでトレーニングすることが良いと思います。

そして個人的にはバスケなどの球技をするのであればあえて遅筋を鍛える必要はないと思っています。
そのため、トレーニングにおいては基本的には多くても20reps程度までしか行わないセットの組み方が多いです。

 

最近では高回数でも「科学的刺激」が与えられるため、筋トレになるという結果も出ているみたいです。
例えば特に肩や腕で感じやすいですが、高回数でトレを行なうと焼けるように感じることがあると思います。それを「バーンズ」と言いますがそれがまさに「科学的刺激」といえます

刺激を変えるバリエーションとして取り入れてみるのもアリかもしれません。


モーターユニット

モーターユニットとは1本の神経が支配する筋繊維のことです。
筋繊維の集合体が筋肉です。
つまりこのモーターユニットが筋肉をつかさどると言っても過言ではありません。

 

筋力を向上させるにはトレーニングごとに、いかにモーターユニットを使うかがカギとなります。

重量が重くなることでモーターユニットをより多く使うということができます。
つまり重量が重くなるほど筋肉が多く使われるということになるわけです。

 

エクササイズを行う際に、回数にとらわれて1セット2セット3セットと重量を下げてしまうとモーターユニットが多く使われません。

なので3セットとも重量を落とさず行うことでより多くのモーターユニットを使うことができ、筋力向上を目指す場合に期待できます


もちろん、そうするとセットを追うごとに回数が落ちてしまいますが、モーターユニット(筋繊維)をくまなく使えているということなので大丈夫です。


じゃあ「ドロップセット」は意味ないのかというと、そうではありません。


「ドロップセット」とは、セットで回数の限界が来たら重量を落とし、間髪入れずにまた限界まで行います。
これを数回繰り返すトレーニング方法のことです。


ドロップセットでは重量を下げるため、モーターユニットの動員が少ないかもしれません。
しかしレップ数を稼げる上に科学的刺激も期待大です。


これは筋肥大を狙う人に非常にお勧めです。
なので私自身もまだしょぼい身体なので、ドロップセットを取り入れることもあります。

 

あらゆる概念が存在するとは言ったものの、とりあえずたったの2つとさせていただきます。
またこういった記事も書いていこうと思います。

このような知識はこの本で学びました。


この本では筋力アップのためのドロップセット法も書いてあります。
しかしこの著者の山本義徳さんはやはりモーターユニット動員が少なくなるということ。また、筋肥大としてのドロップセットも科学的刺激を得るためには回数が少ないと考えていて、ドロップセットはあまりお勧めではないようです。


しかし例えばですが、通常セットを2セット行い、3セット目にドロップセットを入れることで、回数という面ではカバーができるのではないかとも思います。


何度も言うようですが人の身体は千差万別。
柔軟に良い部分だけ吸収して、自分に合ったやり方を見つけることができればと思います。