トレーニング、練習において「質より量」か「量より質」か問題について考えてみました。
このブログでは多いですが本質的なところを考えると、あいまいな答えがでがちになってしまいます。
今回の題材においてもどちらともいえるという結論に至ります。
しかし細かく言うと、レベルに応じて「量より質」「質より量」が変化すると考えています。
まず、ある一定のレベルまでは「質より量」で練習をすべきだと思います。
そのある一定のレベルがどれくらいかというとプロレベル以上のレベル。そこに達した場合「質より量」での練習が時には必要だと思っています。
つまりほとんどの人間が「質より量」の段階にいるのではないかということになっています。
質や効率を考えている暇があればとにかくやる。
ということがまずは必要なのではないかと思います。
それを経てはじめてその練習において質、効率を考える必要が出てきます。
その人にとってその練習が効果的か否かはある程度やらないことにはわからないのではないかと思います。
しかしそうなると効果的でない練習を行ってしまった場合無駄な時間を過ごしてしまうのではないかという考えになるかと思いますが、どんな選手でもそういった時間の一つや二つは余裕で越えています。
気にする必要はありませんし、必ず何かしらの役には立ちます。
私なんかはそうですが、もっと効果的な練習はないかとかを考えてしまうんです。しかしすごい奴は考えるより先にやっています。
NBA選手などもSNSで練習の一部を公開していたりしますが、あのレベルでも量をこなしています。
シューティングなどもいつまでやってるんだというレベルです。
「量より質」とは質を上げるよう考えるための言葉で、本当に量こなすより質を重視する、ということではないのではないかと思います。
ややこしいですね。自分でもわけわからなくなってきました。(笑)
要は「量より質」の中では「より」という言葉を使ってはいますが、とにかく量だけこなそうとしないで、その練習が正しいのか、質を上げられるのではないか、を考えようということだと解釈しています。
まとめると結局必要なのは練習量であるということ。
しかしその練習が本質的か、効率を上げることができるのではないかなど、質も同時に上げることが必要だと思います。
しかし筋トレは特にそうですが量をこなすことにとらわれすぎてオーバーワークになってしまっては元も子もありません。
瞬発、爆発的トレーニングの場合、量をこなすうちに疲労でスピードが伴わなければ意味がなくなってしまいます。
練習も、不調だからといって質も考えず量をこなそうとすると変な癖がついてしまう恐れもあります。
回復、休むこともトレーニング、練習の一部であることを忘れず頭を使ってたくさん練習しましょう。