ジムが解禁してから
「ピリオダイゼーション」というトレーニングプログラムを私なりに組んでみました。
「背中、二頭」と「胸、肩、三頭」で分けて行いました。
プライオメトリクストレーニングは多くて週一程行っていますが
今回はそこには触れず「ピリオダイゼーション」に着目していきます。
重量については細かく変えていましたが、おおよその重量を記載します。
ちなみにピリオダイゼーションはこちらで詳しく説明しています。
Phase1
このフェイズでは基本的には10回×4セットで組みます。
3~4週間行いました。
背中、二頭
■デッドリフト
90kg×10回 4セット
■アシストチン二ング
10回 4セット
■ワンハンドダンベルロー
14kg×10回 4セット
■インクラインダンベルハンマーカール
5kg×20回 4セット
■シ―テッドアームカール(ストレッチ意識ver.)
12.5kg×10回 4セット
最初は一般的なトレーニングのフェイズだなと考えていました。
しかし
普段は3セットが多かったのですが、すべて4セットということで
トレーニングボリュームが多めになりました。
そのため10回の重量ではありましたが意外ときつかったです。
意識した点としては、ボリュームがあるので追い込みすぎないというところです。
かといって最終セットの10回目も余裕なようでは甘いですね。
二頭は次のフェイズで高重量を扱うと考えると、5回前後の重量は怖いということで
このフェイズでは20回、高重量フェイズで10回にしようという考えに至りました。
こちらの記事にも書きましたが、二頭は高回数が良さそうというのも要因の一つです。
胸、肩、三頭
■ベンチプレス
50kg×10回 4セット
■インクラインダンベルプレス
16kg×10回 4セット
■アシストディップス
10回 4セット
■ダンベルショルダープレス
14kg×10回 4セット
■マシンリアデルト
40kg×10回 4セット
■ナローベンチプレス(三頭)
30kg×10回 4セット
最近は混雑していたりしたので、インクラインダンベルプレスとディップスのどちらかが行なえないパターンや順序が変わることもありました。
ベンチは毎回きつくなってきました。
弱くなってるんですかね。(笑)
そんなことは置いといて、
種目の選択としては原点回帰して、高重量を扱えるようにしました。
今回ピリオダイゼーションの期間はこのルーティンでいきます。
以前は、サイドレイズやライイングエクステンションをやっていましたが、
ダンベルショルダープレスや、三頭狙いのナローベンチのようにプレス系で重量を扱えるようにしました。
プロボディービルダーの山岸秀匡さんのユーチューブで「サイドレイズとかではなくプレスを強くすることが重要」とも言っていました。
オーバーロードの原理ですね。
緊急事態宣言中のプッシュアップ(ジャンピング)もあったので成長を感じました。
Phase1まとめ
一般的、通常トレーニングなので何か意識するというよりはいつも通り行いました。
高重量フェイズ、回復フェイズとの兼ね合いで活きるフェイズであると思います。
原点にして頂点。
こういう基礎的なものは避けてはいけないでしょう。
Phase2
このフェイズでは高重量を扱い、主に神経系の向上を狙います。
3~6回程度扱える重量でセットを組みます。
こちらも3~4週間行ないます。
背中、二頭
■①パワークリーン
40kg、45kg、45kg×10回
②デッドリフト
・130kg×4回
・135kg×4回
・135kg×2回
③パワークリーン
・50kg×10回
・60kg×6回
・60kg×6回
④デッドリフト
・135kg×4回
・140kg×4回
・140kg×3回
■チン二ング
・アシスト10回 1セット
・5回(ネガティブぎみ+アイソメトリックホールド) 3セット
■ワンハンドダンベルロー
・14kg×10回 1セット
・24kg×10回 3セット(チーティング)
■スタンディングアームカール
15kg×10回 3セット
■インクラインハンマーカール
8kg×10回 3セット
デッドリフトの部分はクリーンや高重量デッドなどバリエーションを持たせて行いました。
③週目のパワークリーンは初めて60kgにチャレンジしましたが
バカ重かったです。
正確に行えない重さといっても過言ではなかったので、次は重量を少し下げて行いたいと思いました。
「弾性的反応性」という性質をがあり、 全力で行なうことのできない不適切な動作からは何も得ることが出来ないのです。
プライオメトリクストレーニング② - クロスジャム LAB
背中トレの補助種目は、今まで高重量を扱ってこなかったので効くのかが心配でした。
しかし低重量で動きを入れてからのメインセットという流れにしたおかげか反応が良かったです。
二頭もそうですが、高重量の刺激になれてしまう感じも多少感じられてしまいました。(デッドは別)
雑になってしまった可能性などもありますが、間に中重量トレを挟むことでより良い反応が出る可能性も感じました。
デッドリフトの高重量はボリュームとしては合計でも10回前後と非常に少ないですが、効きは絶大です。
筋肉痛が背中全体にバチバチ来てくれます。
胸、肩、三頭
■ベンチプレス
65kg×3~4回 3セット
■インクラインダンベルプレス(フルレンジ)
22kg×5回 3セット
■ディップス
6~7回 3セット
■ダンベルショルダープレス
20kg×6~8回 ×3セット
■マシンリアデルト
・40kg×10回
・61kg×5回~7回 3セット
■ナローベンチプレス
50kg×4回 3セット
高重量フェイズですがまあ弱いですね。(笑)
でも私にとっては重いので、いいんす。。。
リアデルトは高レップで反応が良さそうなので、二頭のトレーニングのように、次は通常フェイズ(Phase1)では20回、
高重量フェイズで10回、という風にやってみたいと思います。
胸肩三頭はプレス系が多いのでやはり高重量が反応がいい気もします。
しかしそれも中重量を扱うことがあってのギャップのおかげです。
常に高重量のみだと伸びるものも伸びないでしょう。
インクラインダンベルプレスは最初、回数と重量を稼ごうと可動域を狭くして行いました。
しかし効いている感じがしなかったためフルレンジで行ないました。
なので個人的に思っていたよりレップ数は減りましたが、効かせることに成功しました。
Phase2まとめ
高重量フェイズということで、まずは無事に終えられたのが一安心です。
背中系のトレーニングは割とチーティング気味でいい感じでしたが、フロントは丁寧にやった方がいい反応がでました。
個人的な効き方なので皆さんもそれぞれ見つけていただければと思います。
フロントは最初可動域狭めでポンポンレップを行うようにしてみて
回数は稼げたのですが、いまいちでした。
そこで、4回前後しか上がらない重さで、でできるだけフルレンジで丁寧に行うことで刺激を感じれました。
そしてフロントはプレス系が多いので丁寧にやらないと怪我しそうな紙一重を感じていました。
高重量は楽しいですが気合が必要になるため
このフェイズの最後の方は少し大変でした。
しかしかなり良い新たな刺激を与えることができます。
Phase3
このフェイズは回復フェイズ。
低重量高回数で疲労を抜きつつ主にマシンなどで刺激を与えていきます。
アクティブレストということになります。
このフェイズは2週間程度行います。
背中、二頭
■デッドリフト
60kg×20回 3セット
■ラットプルダウン
・通常グリップ
20回×2セット
・MAGミドルグリップ
20回×2セット
■シーテッドロー
20回×3セット
■二頭三頭スーパーセット(ケーブル)
・ハンマーカール
・プレスダウン
・アームカール
・ローププレスダウン 各20回2セットずつ
高重量セットをこなしてきてからのこのフェイズ。
多少あった緊張感から解放されて挑む形になりました。
しかし低重量高回数だからこそのきつさやポイントを発見、体感しました。
プル系ばかりなので高回数だとまず握力がしんどくなってきました。
パワーグリップを使っているので何とか大丈夫でした。
ちなみにこちらを使用しています。
さらに心肺的にもきつさを感じます。
デッドはアップの重量ですが、後半は相当にきつかったです。
そして重要なポイントとしては
丁寧にやるということです。
軽いからこそ丁寧に行わないと効きません。
効かせる目的ではなく回復フェイズですので、
そもそも軽いので利かせに行くくらいでちょうどいいのではないでしょうか。
胸、肩、三頭
■チェストプレスマシン
20回×3セット
■インクラインベンチプレス
20回×3セット
■ケーブルクロスオーバー(下部狙い)
20回×3セット
■ショルダープレスマシン
20回×3セット
■ケーブルリアデルト
20回×3セット
■二頭三頭スーパーセット(ケーブル)
・ハンマーカール
・プレスダウン
・アームカール
・ローププレスダウン 各20回2セットずつ
上半身フロントは私個人的に弱く、高回数を狙うと相当軽い重量になってきます。
なので少しだけ重めに設定し、「レストポーズ法」で何とか20回行いました。
バックとは違い
「軽いから丁寧に」
と言っている余裕はなかったので
こなすことで強烈なパンプを得ることができました。
Phase3まとめ
軽いですが高回数なのでまた違ったきつさがありました。
筋肉痛自体はそんなにきません。
しかし目的は「回復」なのでオールオッケイです。
と思ったのですが、レストポーズで行うことで筋肉痛を得ることができました。
それでなくても化学的刺激を与えられるので、回復だけでなく違った刺激を与えられて良い
とも感じられました。
まとめ
Phase1、2がメインセットということでどちらも4回ほど行って次のフェイズに行きます。
これがちょうどよく
飽きずに違うことができるので、良いやる気で行うことができます。
ギリギリ飽きないというのがポイントです。
これは精神論になってしまいますが、モチベを保てるという一つのメリットとなります。
フェイズごとに重量の設定があるので、中途半端にならず振り切ったトレーニングができるメリットも感じました。
身体の変化としては、筋力が伸びたことが特に実感しました。
高重量フェイズを今までしっかりとっていなかったこともありますが
確実に成長しました。
見た目の変化も感じました。
そしてこれはちゃんとしたトレーニングプログラムなので
この通りやれば変化が出るのは間違いなしだと思います。
トレーニングが停滞気味な人やマンネリ化してしまった人にお勧めしたいです!
そして私はこの「線形ピリオダイゼーション」を踏まえたうえで、
「非線形ピリオダイゼーション」に戻ろうと思います。
少しマンデルブロも織り交ぜつつ線形も混ぜつつ行いたいと思います。
線形ピリオダイゼーションを経て、今までより確実に良いトレーニングセットを行うことができると確信しました!!
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
レッツダンク!