早々に結論を申し上げます。答えは
「段階がある」
ですっ!!
「質より量」が徐々に「量より質」 になっていくべきだと考えています。
これはジャンル問わずそうだと思っています。
最初の内は絶対「質より量」です。
質を求めようとしても経験がないため、大した質になりません。
上限が低い為です。
量をこなすことでその上限が引きあがっていくため、 ある一定までは勝手に「質」が上がっていきます。
どこかのタイミングで「量より質」に切り替わります。
先述の通り量をこなし続けることで質が上がりますが、 それはつまり経験、スキル、レベルが上がっているという事です。
それらの成長に伴って、 成長曲線というものは最初のように急激に伸び続けることはなく、 緩やかになっていきます。
そうなると今まで通りでは、その緩やかな上昇すら危ぶまれる、 いわゆるカンストとなってしまいます。
同じようなことの反復では、 成長できる上限もまた存在してしまうので、 そこから先はコツが必要になります。
いわば「質」が求められるという事になっていくわけです。
ではどのタイミングで切り替わるのか。
ここ最近私のトレーニングにおいて、 切り替わったなという感覚があったので実体験をお伝えします。
最近実感しているのは、怪我が無くなり、 調子がよくなっているという事です。
昨年は半分以上が怪我によって、 満足のいくトレーニングができませんでした。
それを踏まえて疲労管理のためにトレーニング総量を減らしたり、 見直したりそました。
それが上手くはまっているのか、調子がいいというわけですが、
つまりトレーニングの量を減らした分、 質の向上をしているからこその現象であると考えます。
「質より量」→「量より質」
切り替わるタイミングとしては限界が訪れたタイミングなのかもしれません。
非常に無責任ではありますが、 私は怪我を機に切り替わったと感じています。
「怪我をするまでは量をこなせ!」
そんなことをいうつもりは全くありません。
上手く見極めて切り替えることが必要です。
とは言えこれは簡単ではありません。
なんとなく疲れたな。なんとなく疲労がたまっているな。
それが指標にはなりますが、 場合によってはただ言い訳になっているだけで衰えるきっかけともなり兼ねません。
しかし、 少なくともこの考えや発想があるという事自体が今後のプラスに働くといいと思います。。
そしてここで終わりではありません。
私が「量より質」に切り替わったとはいえ、 じゃあ私はトップのアスリートですか?という話です。
答えはNoです。
つまり、また「量」 を求めるべきタイミングがあるのではないかと考えています。
もっと細かく言うと、物によっては質を求め、 物によっては量をこなそう。
そんな風に細分化して考える必要が出てくるのではないでしょうか 。
正解はない中で思考を巡らせ、 もがきながらも一歩でも半歩でも成長をしたいものです。
そして最初に戻りますが、「量」を鍛える段階で「質」 が高いに越したことはありません。
例えば、私と八村塁選手
高校時代は同じく2年半ほどバスケットボールをしているはずです が、
方や地区予選、方や全国優勝
その後も
方やサークル、方や全米トップカレッジ
そもそも私の量が足りていないという可能性は非常に高いですが、 この差以上の量の差ではないはずです。
やはり「量」を積む中でも「質」 は疎かにしていいものでもないというわけです。
最初は量が必要なのに、 ただがむしゃらにやればいいわけではないということですが、 もはや訳が分かりませんよね。
しかし、こういう概念がある事で、 調子の良し悪しに理由が出来るかもしれないというのもまた事実。
全ての物事には根拠があるはずなので、 それに納得をして解決に向かう一つの糸口となれば幸いです。
