筋トレにおいて基礎とも言われる「BIG3」
トレーニングをするなら必ずお勧めしたいトレーニングです。
実際私がジャンプ力が上がり、リングに触れるようになった段階まではBIG3をやっていたからであると強く言えます。
今や空前のフィットネスブーム。
あらゆるフィットネススターがYouTubeやインスタグラムで誕生しています。
しかしこの「BIG3」彼らフィットネスインフルエンサーはあまりやっていないように思えます。
彼らのSNSはやはり、トレーニング動画がメインコンテンツです。
そこでBIG3を見る機会、ありますか?
案外ないですよね。
このブログでも何度も言っていますが、BIG3というのはトレーニングの基礎の基礎です。
スポーツなどでも、基礎はトップレベルこそ重要視して行っています。
そんな基礎的トレーニングをなぜ彼らはやらないのでしょうか。
私の認識が誤っている可能性は否めませんが、それは置いといて、こういうことではないかと思いました。
まず、フィットネスインフルエンサーはトレーニングの超上級者です。
オーバーロードの原理というものがありますが
筋肉が大きくなればなるほど扱う重量が大きくなっていきます。
BIG3がなぜ基礎なのかというところは、そもそもここにあるのではないかと思っております。
BIG3はトレーニングのあらゆる種目において各部位の最大重量を扱うことができます。
基礎を固める段階にて、重い重量の刺激を筋肉に与えることは特に重要。
細かい種目だとテクニックを要する必要もあったりで、効率が悪くなってしいます。
そして、多関節種目。多くの筋肉を同時に使うこともできるということで、基礎といわれるのでしょう。
ここで話は戻って「じゃあなぜ」ということです。
彼らは一般人の我々とは比にならない筋量を持ち合わせています。
それに比例して扱う重量ももちろんえぐいと思います。
その筋力でBIG3を行なうとなると、とんでもない重量を扱う必要が出てきます。
筋量、筋力比で考えると、結局一般人と変わらないかもしれません。
しかし関節など、人間が耐えうる重量を越えてくるのではないでしょうか。
そして彼らは繊細に鍛えています。
細かい筋肉を一つ一つ形作る作業です。
補助筋群としてあらゆる筋肉を効率的に鍛えることのできるBIG3がかえって邪魔してしまいます。
余計な疲労が身体を創ることを妨げてしまうのです。
結局何が言いたいかというと、「マッチョたちがやってないからBIG3はいらない」という考えは違うということです。
彼らはBIG3をすでに超えています。
フィットネスインフルエンサーに限らず、インフルエンサーの見えている部分は本の一部にすぎません。
見ている情報のみを鵜呑みにせず、背景に何かが隠れているという可能性を脳の片隅に置くことが大事です。
考えの柔軟性が成長のスピードとなります。